座禅用座布団の正しい選び方|口コミで人気の坐蒲6選も紹介!

    この記事では、座禅用座布団坐蒲(ざふ)の選び方について解説します。

    座禅は、静かに座って心を落ち着かせることで、心身の健康にさまざまなメリットがあります。

    しかし、座禅の効果を得るには正しい姿勢が必要であり、そのためには、座禅用の座布団である「坐蒲」が欠かせません。

    坐蒲とは、お尻の下に敷いて、腰骨を立てて背筋を伸ばすための道具です。坐蒲があると、両膝がしっかりと床につき、安定した三点支持ができます

    これにより、姿勢が崩れにくくなり、ひざ痛や腰痛また疲労を防ぐことができます。坐蒲がないと、姿勢が悪くなりやすく、座禅の効果が半減してしまうかもしれません。

    では、どのようにして自分に合った坐蒲を選ぶのでしょうか?坐蒲選びのポイントは、主に以下の3つです。

    坐蒲選びのポイント
    • 大きさ
    • 生地
    • 詰め物の素材

    この記事では、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

    また、口コミで人気の高い坐蒲を6つピックアップして、それぞれの特徴やメリット、デメリットなどを比較しながら紹介します。

    この記事を参考にして、自分にぴったりの坐蒲を見つけてください。

    タップでとべる目次

    座禅用の座布団「坐蒲」とは

    座禅では、「坐蒲」という座禅に適した座布団を使って姿勢を正します。

    坐蒲(ざふ)とは?
    座禅を行う際に、お尻の下に敷く座布団・クッションのこと。
    曹洞宗では丸型、臨済宗では長方形型のものが使われる。
    一般的には丸型の坐蒲が多く販売されている。

    座禅をする際に坐蒲は必需品です。

    坐蒲を使うことによる主な効果がこちらです。

    座禅における坐蒲の効果
    • 体が安定し、座禅の姿勢が維持しやすくなる
    • 適度な弾力で体の負担が減り、長時間の座禅にも集中できる
    • 筋肉のこわばりを軽減させ、リラックスして座禅ができる
    • 姿勢の乱れが正されることで、身体の不調が軽減される

    坐蒲を使わずに座禅を行うと、膝など足に痛みを感じたり、長時間の座禅の姿勢に耐えられず、集中力も途切れてしまいます。

    座禅ではほとんど道具を必要としませんが、安定した姿勢を保つためにも坐蒲だけは用意するようにしましょう。

    座禅用の座布団「坐蒲」の選び方

    坐蒲の購入を考えているけど選び方がわからない方は下記の3つのポイントをチェックしましょう。

    坐蒲選びのポイント
    • 大きさ
    • 生地
    • 詰め物の素材

    それぞれの項目について以下で解説します。

    選び方のポイント①:大きさ

    初めに、坐蒲の大きさを確認しましょう。

    坐蒲の大きさは直径が1尺(30cm前後)が一般的です。

    ほとんどの方は、この1尺で問題なく座ることができます。

    1尺を標準として、大柄な方は1.1尺(33cm)、細身の方や小柄な方は9寸(28cm)を選ぶのも良いでしょう。

    選び方のポイント②:生地

    坐蒲に使われている生地は、見た目だけでなく機能面でも特徴があります。

    主に使われているのは、「綿」と「ビロード」。他にも紬やスウェード生地のものもあります。

    それぞれの簡単な特徴がこちらです。

    生地の特徴
    • 綿
      コットン。衣類などに広く使われる。ふんわりとした肌触り。
    • ビロード
      ベルベットとも。パイル織りで作られ表面に細かい毛羽がある生地。美しいツヤが特徴。
    • 紬(つむぎ)
      紬糸を織ってつくった絹織物で、着物にも使われる。ほどよく光沢がある。
    • スウェード
      豚や子牛革の裏面を起毛させた起毛皮革で、柔らかな手触りと上品な光沢感が特徴。

    坐蒲を用意する目的は、「姿勢を安定させて座禅に集中すること」ですから、お尻が滑りにくいビロード生地がおすすめです。

    ただ綿の坐蒲は安価で色展開も豊富なため、自身の予算や目的に合わせて選ぶのも良いでしょう。

    選び方のポイント③:詰め物の素材

    坐蒲の中の詰め物の素材にも種類があります。

    「パンヤ綿」「ポリエステル綿」「そば殻」「綿」などありますが、姿勢の安定しやすさなどから坐蒲では「パンヤ綿」が主流となっています。

    それぞれの簡単な特徴がこちらです。

    素材耐久性重さ価格
    パンヤへたりにくい軽い高価
    綿へたりやすい重い安価
    そば殻へたりやすい軽い安価
    ポリエステルへたりやすい軽い安価

    天然の綿である「パンヤ」は弾力性があり、姿勢を安定させやすく、座禅をするのに最も適した素材。

    また吸湿性と撥水性も高いので、お手入れのしやすさも魅力の一つです。

    日常のお手入れとしては、座禅のあとに床に押さえつけるようにして元の形状に整えます。

    【目的別】おすすめの座禅用の座布団(坐蒲・ざふ)6選

    ここからは、目的別のおすすめの坐蒲を紹介します。

    生地・色展開・デザインでそれぞれ比較した表がこちらです。

    スクロールできます
    おすすめ
    コスパと機能性
    重視な方
    コスパ
    重視な方
    色と価格
    を重視する方
    おしゃれさ
    を重視する方
    デザイン
    を重視する方
    高級感
    を重視する方
    商品名滝田商店
    坐禅布団 ビロード
    滝田商店
    坐禅布団 綿
    ツムギ 曹洞宗坐禅座布団ザフマスター
    ZAF MASTER
    座禅布団(座布) 金襴 ピンク高級ビロード
    坐禅布団
    大きさ
    (直径)
    約30cm約30cm約32cm約30cm約30cm約33cm
    生地ビロード綿ツムギスウェード金襴国内産
    高級ビロード
    素材パンヤパンヤパンヤパンヤパンヤパンヤ
    価格9,350円5,280円3,960円10,450円9,460円10,700円
    公式サイト 楽天 楽天 楽天 楽天 楽天 楽天
    Amazon Amazon Amazon
    公式サイト内に別サイズ(27〜33cm)展開あり

    座り心地にこだわりたい方

    座禅に最も適している坐蒲を選ぶなら、生地は「ビロード」、そして中の詰め物が「パンヤ」のものを選ぶといいでしょう。

    ビロード生地の坐蒲は、綿よりも滑りにくいのが特徴です。

    ビロードは綿生地よりもやや値段は高くなりますが、座禅中にお尻が滑ってしまうことがなく、意識を姿勢や呼吸に集中させることができます。

    これから座禅を継続して行いたい方、正しい姿勢で座禅に集中したい方におすすめです。

    ビロード生地の坐蒲

    こちらはお寺でも実際に使用されている本格的な滝田商店ブランドのもの。

    大きさは1尺(直径30cm)が標準です。

    小柄な方は9寸(27cm)、大柄な方は1.1尺(33cm)もあるので体格に応じて選びましょう。

    自宅でまずは気軽に座禅を楽しみたい方

    気軽に座禅を始めたい方には、「綿」や「紬」生地の坐蒲が安価で手に入りやすいのでおすすめです。

    綿生地の坐蒲でも、座布団や直接床に座るよりも姿勢が安定しやすくなる効果があります。

    お寺でも綿生地の坐蒲を使用しているので、まずは気軽に始めたい方はこちらが良いでしょう。

    綿生地の坐蒲

    こちらは先に紹介した滝田商店ブランドの坐蒲でも、綿タイプのものです。

    お寺でもこちらの綿生地の坐蒲が使用されており、座禅の姿勢を取るのに適しています。

    ツムギの坐蒲

    こちらのツムギ生地の坐蒲は、安価かつ色展開が7種類から選べるのも魅力です。

    まずは手頃な価格のものから始めたい、色で選びたいという方にはこちらの坐蒲がおすすめです。

    座布団の一疋屋
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    中の詰め物はどちらもパンヤを使用しているので、座禅に適した硬さとなっています。

    座禅は続けることが大事です。

    まずは自分の好みの色で気分良く座禅を行なっていくのも良いでしょう。

    インテリアとしても坐蒲を使用したい方

    インテリアにも馴染むおしゃれなデザイン性の高い坐蒲もあります。

    スウェードや高級ビロード、金糸入りなど、見た目の高級感もあるのでインテリアの一つとしても楽しむことができます。

    座禅で必需品といわれる道具は坐蒲くらいですので、価格で妥協せずお気に入りの坐蒲を選ぶのも良いでしょう。

    自分好みの坐蒲を見つけて、座禅を長く続けられるようにしましょう。

    ZAF(ザフ)

    「ZAF」は、僧侶が使用する坐蒲と同じ製法で作られているので、機能性も十分兼ね備えながら、滑りにくく高級感のあるスウェード生地が特徴です。

    色展開も他にないお洒落なくすみカラーで、インテリアにも馴染みやすく人気です。

    Terasun

    てらすんの坐蒲は、国内産の高級ビロードを使用しており、滑りにくさと見た目の高級感が特徴です。

    坐蒲は黒や紺が主流ですが、明るくポップな色合いが他にないので、坐蒲を目でも楽しみたい方におすすめです。

    金襴刺繍の坐蒲

    デザイン性を求める方には、豪華な金糸で柄を織り出した伝統的な金襴(きんらん)生地の坐蒲も良いでしょう。

    一つ部屋にあるだけで雰囲気が出ますし、日常の座禅のモチベーションを高めたり、インテリアとしても満足度が大きいです。

    いずれもパンヤで固さがあるので座り心地もよく、見た目だけでなく機能性も兼ね備えています。

    黒や紺だけでなく好みの色・柄の坐蒲で、座禅を楽しむのも良いでしょう。

    座禅用の座布団を自宅にあるもので代用できる?

    座禅用の座布団(坐蒲)がない場合には、自宅にある座布団でも代用ができます。

    このとき座布団は2枚用意するようにしましょう。

    1枚の座布団を敷き、その上に二つ折りにした座布団を重ねてお尻の部分に当てます。

    1枚目に敷く座布団はできるだけ大きく、座ったときにヒザがはみ出ないものだと足が痛くなりにくく、姿勢も安定します。

    上に敷く座布団は、腰が落ち着くために固いものが良いです。

    座布団もない場合には、手頃な坐蒲を購入するのも良いでしょう。

    坐蒲は座禅用のクッションとしてだけでなく、床に座る際のクッションとしても使用できます。

    坐蒲があると適度な硬さで背筋が伸びて姿勢が良くなります。

    坐蒲を使った座り方

    座禅で座布団・坐蒲を使った基本の座り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

    座禅の姿勢を左右する座布団「坐蒲」。正しく選んで座禅を続けよう

    座禅で大切な正しい姿勢を安定して保つには、自分に合った坐蒲を選ぶことが重要です。

    今回の記事で坐蒲の生地や素材の特徴を知ることで、自分に合った坐蒲を正しく選ぶことができるでしょう。

    坐蒲を使って姿勢を正し、体の負担も軽減することで座禅の効果もより感じやすくなります。

    座禅を続けていくためにも重要な「坐蒲」。ぜひお気に入りの坐蒲を見つけてください。

    最後に、座禅についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください

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